天然真昆布を復活させるための取り組み。
何をするのにも、お金は必ず必要になります。
今回の出張等の経費はこんぶ土居が支払っているもので、どこから何の支援があるわけでもありませんが、大きく物事を動かすためには何らかの財源が必ず必要です。
環境問題にも関わることですし、公的な補助金など利用できそうなものがあります。
そんな中でひとつ、財源獲得プランを思いつきました。
それは「ふるさと納税」です。
皆様、ふるさと納税は、しておられますでしょうか。
ふるさと納税とは、言ってみれば「返礼品つき税金前払いシステム」です。
トータルとしての支出金額が増えるわけでも減るわけでもありませんが、任意の市町村に寄付をすると、その金額分が翌年の市民税と所得税から減額されるものです。
そして、その寄付をした市町村から、返礼品がもらえるのです。
本当に数え切れないほどたくさんの返礼品の選択肢があり、自分の好きなものを選ぶことができますので、とても魅力的な制度です。
私共で使用する天然真昆布の産地は、以前は南茅部町という行政区域でした。
2004年に市町村合併があり、現在は函館市の一部になっています。
当然函館市にもふるさと納税の制度はあり、地元の海産物など返礼品もたくさん用意されています。
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014030300762/
ふるさと納税には、寄付をする人が、そのお金の使途を指定できる場合があります。
例えば、函館市の例を挙げますと、
1 函館市全体のために
2 子どもたちの未来のために
3 美しい景観を守るために
4 活気と賑わいのあるまちのために
5 福祉の充実のために
6 大間原子力発電所の建設凍結のために
以上の6種類の中から、好きな使途を指定することができるのです。
この中から私が選ぶとしたら、6の大間原発でしょうか。
大間原発が稼働して、仮に福島のような事故が起きれば、道南地方の昆布は壊滅ですから。
このふるさと納税について、是非7番目の選択を設けてもらいたいと考えています。
その選択肢とはもちろん、「 7 危機に瀕する天然真昆布再生のために」です。
それをお願いするために、今回の出張で函館市議会の議員さんにお会いしてきました。
自然環境の回復のために、ふるさと納税の使途を設定している市町村は意外に多いので、前例もあります。
このプランが実現すれば、単年でなく継続的に財源が得られることと、昆布関係者を始めとして協力して下さる方からの寄付で函館市の税収増加も見込めることから、我ながら悪くない案だと思っています。
天然真昆布再生には、基本的に公的な財源を利用するつもりですが、クラウドファンディングも活用するかも知れません。
その際には、よろしくお願い致します。
それでも、お金の前に必要なのは再生のための具体的な道筋です。
継続して、良い結果を導き出せる方法を探ります。