こんぶ土居の店舗は、大阪市中央区の「空堀」と呼ばれる地域にあります。
この地名の由来は、大阪城です。
昔は「大坂城南惣構堀」と呼ばれたようですが、水の張られていない空っぽの堀があった場所なのです。
現在の大阪城からこんぶ土居までは、1キロ少々の距離がありますが、かつての大阪城は広大で、こんぶ土居の場所は、かつての大阪城の城内でした。
第二次世界大戦の空襲で、大阪も一面焼け野原になりました。
しかし、一部に焼失を免れた地域もあり、そのひとつが空堀エリアなのです。
そのため、古くからの長屋や、それにつながる細い路地など、今の時代から見れば、古くて新しい景色が広がっています。
迷路のように入り組んだ路地奥に、今では珍しくなったものを色々と見つけることができます。
史跡なども多く、歴史好きの方にも面白い土地柄です。
その価値を残そうと町おこしに取り組んだ方々もあり、町並み保存のモデルケースとしても全国的に知られるようです。
おいしい飲食店や、古い建物を活かしてのお店やギャラリーなど、街歩きにも楽しいと思います。
是非お出かけ下さい。
写真は、現在の場所へ移転前の旧店舗時代のものです。
(同じ空堀内です。)