以前からお伝えしております天然真昆布の危機。
それを救う手立てを模索し、取り組んでおります。
今年の夏の北海道出張の主たる目的は、その道筋を探すためです。
多くの方が協力して下さっているので、それを記録するためにも、主に人物を軸として出張レポートを書きたいと思います。
今年は、不思議なご縁で北海道大学水産学部の原彰彦名誉教授とお知り合いになることができました。
大阪に住んでおられるお嬢さんを訪問するために来阪された際に、奇跡的なタイミングで接点を持つことができました。
原先生は魚の方がご専門ですので海藻は畑違いなのですが、他の研究者や行政機関、企業等を紹介して下さったり、本当に有難いことです。
今回の出張でも、私が宿泊しているホテルにわざわざ愛車のジムニーで迎えに来て下さって、役に立ちそうな場所を朝から一日かけて次々と案内していただいて、どうしてそこまでして下さるのか不思議なほどです。
特に伝手の無い状態ではなかなか話を聞いてもらえないようなところでも、原先生が間に入って下さると本当にスムースです。
他の方々の反応を見ていても、先生の人望が見て取れます。
環境が悪化する中で天然真昆布を救うことは、簡単なことではありません。
ある試みを実現するために多くの方のご協力が不可欠ですが、このような人脈は数珠つなぎです。
私欲のためでなく守るべきもののために動けば、それに賛同して協力して下さる方々は次々に現れます。
大変な取り組みではありますが、自分が動き出せば、周りも動くことを実感しています。
それが、やがて大きなうねりとなって物事を動かす力を持つようになることを期待しています。
始まったばかりの取り組みではありますが、もはや後ろには引けないような状況です。
協力して下さった方々の期待を裏切らないためにも、粘り強く取り組み、成果を上げたいと思います。