前回の投稿から少し時間が開いてしまいましたが、続きです。
昆布や海藻の研究に関係する機関は多々ありますが、現場に最も近い研究施設といえば水産試験場でしょう。
函館水産試験場には、昆布の専門の研究者がいます。
前田高志さんとおっしゃる研究員です。
2月に初めて訪問した際には、前の予定が大きく押してしまい、前田さんとの約束の時間を大きく過ぎ、勤務時間外になってしまったのにも関わらず、嫌な顔ひとつせず時間を割いて下さったのは感動的でした。
若い研究者ですが、熱意のある非常に優秀で信頼できる方です。
天然真昆布の再生には、欠かすことのできない人物だと思います。
つい先日、8月22日の北海道新聞でも、今年の天然真昆布の引き続きの大凶作が報じられていましたが、前田さんのコメントも紹介されています。
(この記事は、原彰彦北海道大学名誉教授が送って下さいました)
先月の函館水試への訪問時にも、たくさんの助言をいただきました。
私共の取り組みに、賛同し協力して下さる心強い方々がたくさんいて下さるのが、本当に有難いところです。
新聞記事にもありますように、天然真昆布の状況は、回復するどころか年々悪化してきています。
ご協力者のご厚意に報いるためにも、なんとか結果を導き出したいと思います。