暑い季節もようやく終わり、過ごしやすい季節になりました。
こんぶ土居店内には、軸を掛けている場所があります。
現在は、柿の画賛です。
これを書いて下さったのは、大徳寺の塔頭「龍光院」の先代、小堀南嶺師でした。
龍光院は、国宝や重要文化財の建物や美術品を多数所有する素晴らしい塔頭ですが、一般の拝観を一切受けない「拝観謝絶の寺院」として知られています。
こんぶ土居の三代目は、若い頃に南嶺師に大変お世話になったようで、私共の昆布も気に入って使って下さっていたようです。
そのようなご縁で、前述の書を頂戴したようです。
つい先日、あるご縁で龍光院の中に入らせていただく機会を得ました。
子供の頃に父親に連れられて見ているはずの景色、残念ながら何も覚えてはいませんが、今再び入らせていただくことになったご縁にも、不思議な感じが致します。
10月中は、南嶺師の軸を掛けておりますので、店頭へお出での際には、是非ご覧ください。