このブログでも度々触れている、私共の製品「ミネラルいりこん」と、今年から新たに販売を開始した「ミネラルいりこんスパイシー」。
現代人が不足しがちな栄養素を手軽に補給していただくための、大豆と煮干しと昆布を主原料とした健康スナックです。
特にスパイシーの方は、レシピ監修をして下さった石濱匡雄さんの力もあって、大好評で受け入れられ、作っても作っても売り切れる異常事態となりました。
美味しく召し上がっていただき、それが健康増進にもつながるのであれば、本当に嬉しいことです。
しかし、本当に健康に役立つミネラル分が豊富であるのかは、成分分析をしないと何とも言えません。
ある栄養成分を含むこと、または、それが豊富であることを食品パッケージに書く場合、それは「栄養強調表示」と呼ばれます。
栄養強調表示は、メーカーが恣意的に書いて良いものではなく、定められた量をクリアしている必要があるのです。
基準については、こちら↓の資料の6ページをご参照下さい。
消費者庁作成資料『栄養成分表示及び栄養強調表示とは』
この基準に従い、検査機関に依頼して得たいりこんスパイシーのミネラル含有量を、上記資料の基準値と比較してご紹介します。
(単位:ミリグラム)(100ℊあたり)
〇強調表示基準 (高い旨)2.64(含む旨)1.32
〇ミネラルいりこんスパイシーの含有量3.5
カルシウム
〇強調表示基準 (高い旨)204(含む旨)102
〇ミネラルいりこんスパイシーの含有量959
鉄
〇強調表示基準 (高い旨)2.04(含む旨)1.02
〇ミネラルいりこんスパイシーの含有量5.7
銅
〇強調表示基準 (高い旨)0.27(含む旨)0.14
〇ミネラルいりこんスパイシーの含有量0.54
〇強調表示基準 (高い旨)96(含む旨)48
〇ミネラルいりこんスパイシーの含有量224
いかがでしょう。
多くのミネラル成分において、ミネラルいりこんスパイシーの含有量は、消費者庁基準など遥かに突破しているのがご理解いただけるかと思います。
この結果を見て、本当に嬉しくなりました。
タイトルにも書きました通り、名に恥じぬ「ミネラルいりこん」です。
そして、もうひとつご紹介したいことがあります。
実は先日から、商品名の改名をしております。
「ミネラルいりこん」から「PFCミネラルいりこん」に変えました。
「PFCバランス」という言葉を御存知ない方があれば、是非覚えていただきたいと思います。
栄養素を過不足なく摂取するための基本中の基本です。
Pは、ProteinのP、たん白質。
Fは、FatのF、脂質。
Cは、CarbohydrateのC、炭水化物。
所謂、三大栄養素のバランスのことを指しています。
日本人の多くは、たん白質の摂取が足りず、代わりに脂質の摂取量が推奨値より多い傾向にあります。
厚生労働省がその理想として提示している割合としては、ざっと「P:F:C」が、「1:0.6:3」です。
ミネラルいりこんスパイシーの100gあたりの三大栄養素量の分析値は、「Pが42.3g、Fが15.7g、Cが30.3g」でした。
同じ観点で割合を出しますと、「1:0.37、0.72」です。
日本人が不足しがちなたん白質を大量に含み、それに比べれば、脂質や炭水化物は少ないという栄養成分値になっているかと思います。
たん白質が多いのは、煮干しと大豆が原料の多くを占めるので当然と言えば当然ですね。
また、前述の「栄養強調表示」は、たんぱく質についても基準値を設けています。
〇強調表示基準 (高い旨)16.2(含む旨)8.1
〇ミネラルいりこんスパイシーの含有量42.3
やはりミネラル同様、圧倒的に高い数値が出ています。
改名通り、三大栄養素の観点からも良いと言えるのではないでしょうか。
「ミネラルいりこんスパイシー」は、おいしさ故、一度袋を開けたら全て食べきってしまうとのお声が続出していますが、それが健康にもつながるのであれば、本当に素晴らしいことです。
例えばミネラル成分のカルシウム。
特に子供さんの健康な成長には欠かせないイメージがあるかと思います。
中でも、牛乳はカルシウム補給源の代表格のように扱われてきました。
昔は「完全栄養食」などと言われ、その特殊な効果を刷り込まれてきました。
その流れを引きずり、今でも学校給食ではカルシム摂取のためだと言って、牛乳が出続けています。
乳製品は素晴らしい食品ですが、その弊害も指摘されることが多くなった昨今、言わば嗜好品としてお考えになれば良いのではないでしょうか。
ミネラルいりこんがあれば、牛乳など飲まなくても、カルシウム欠乏状態にはなりません。
本来これは、「ミネラルいりこん」の価値と言うよりも、小魚や海藻を多用した日本の伝統食文化の優秀さを証明するものだと言えるかと思います。