こんぶ土居店主のブログ

こんぶ土居店主によるブログです。お役に立てれば。

年始に、2021

明けましておめでとうございます。

本年も、良い食品づくりに努めて参ります。

宜しくお願い申し上げます。

 

こんぶ土居では、毎年メッセージを込めた年賀状を書いています。 このブログにも載せておきたいと思います。

(住所をお伺いしていない方には届いていないかと思います。申し訳ありません。)

 

 

(テキストは下部に別記)

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昨年を振り返ってみますと、大変な世相の中で新しい試みに意欲的に取り組んだ一年であったように思います。新製品もたくさん生まれました。春には緊急事態宣言下の「巣ごもり」を背景に「たぶん日本一安心な のり弁当」を開発していたのを思い出します。弁当を販売するには飲食店営業許可が必要で、その取得、レシピ開発などを始めました。事情により販売には至りませんでしたが、こんぶ土居の考えを盛り込んだ製品を目指したものです。販売を開始した新製品としては「昆布豆」「えびしお昆布」、内容一新の「にしん昆布巻」、そして、北インドの古典民族楽器シタール演奏家の石濱匡雄さんのご協力で製品化した栄養スナック「ミネラルいりこんスパイシー」は大好評で受け入れられ、作っても作っても売り切れ、嬉しい悲鳴を上げることとなりました。

 お客様への情報提供の目的で始めた「公式インスタグラム」「こんぶ土居店主のブログ」、10月末から稼働した「こんぶ土居オンラインストア」等、新しい取り組みから私共が学ぶことも多い一年でした。

 コロナ禍で大変なご苦労された方も多いとお察し致しますが、私共への負の影響も小さくありません。同時に、常態化した原料昆布の不漁による調達困難と原料価格の高騰、よくこれだけ逆風が吹くものだと呆れますが、支持して下さる方々に支えられ営業できているだけでも有難いものです。

 天然真昆布の危機については、昨年は何度も北海道を訪問して多くの方の意見をお伺いし、問題解決の方向性を模索しましたが、やはり大きなうねりを作り出すことの必要性を感じます。2025年の大阪・関西万博のテーマは「SDGs」です。この年をひとつの着地点として見定め、大阪と北海道の力を合わせ、行政も学術界も漁業者も昆布業界も大きく巻き込んで、天然真昆布の資源回復を目指します。