昨年の同時期に書いた以下のブログと、今年もほぼ同じ内容です。
引き続き海の環境は良くありませんで、真昆布の生産は大問題を抱えています。
7月は昆布漁のシーズンですので、産地からの生産量予想情報が出て参りました。
天然物の真昆布が採れないのは、ここ数年同じなのですが、養殖真昆布の生産は比較的安定しています。
しかしそれは、一年養殖(促成)が安定しているだけの話で、天然昆布同様に二年かけて育てる二年養殖昆布は非常に少ないのです。
献上昆布たる、旧南茅部町域の真昆布に限って言えば、以下のような衝撃的内訳(概算値)です。
天然昆布 0.5%
二年養殖昆布 1.2%
一年養殖昆布(促成) 98.3%!!
(ちなみに昨年のブログに書いたは数字は下記の通り。今年とほぼ同じでしたね。)
天然昆布 0.3%
二年養殖昆布 1.6%
一年養殖昆布(促成) 98.1%!!
こんぶ土居の店頭で、だし昆布として販売している真昆布製品は、天然物と二年養殖ですが、もはや二年養殖でも非常に希少品だと言うことがお分かりいただけるかと思います。
逆風に晒されるのがデフォルトの昆布業界。
しかし、なんとかするつもりではいるのです。
(了)